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日本高連・都老協「厚生労働省前の年末座り込み行動」報告
~3日間48時間に延べ77人が座り込み~

 日本高齢期運動連絡会(以下日本高連)と東京都老後保障推進協会(以下都老協)は、恒例の「厚労省前での高齢者座り込み」を12月14日から3日間48時間連続で行いました(泊まり込みの行動)。開始日には、21人が座り込みました。第2日目の12月15日は35人、最終日の16日には21人が座り込み、3日間で合計77人(泊まり込み7人を含む)が参加しまた。今年の座り込みは国会の最終盤と重なり、寒さも厳しくなりましたが、天候に恵まれたことが何よりでした。国会議員11人を含む大勢の方々に参加いただき、たくさんのビラを配布でき、たくさんの方々と対話できました。また、たくさんの皆さんの激励・差し入れ・カンパへのご協力に感謝いたします。私たちは、これを力に今後とも幅広い運動と連帯しながら要求の実現を目指します。(下の写真は2日目の様子)

厚労省前の3日間の座り込みの概要

第一日目:日本高連の藤谷事務局長はじめ、都老協、アルススヴィータなどが参加。開始式では、日本高運連の藤谷惠三事務局長が「ギリギリで生活している高齢者の実態を社会に訴えましょう」決意表明。国会の最終盤にもかかわらず、日本共産党の高橋 千鶴子衆議院議員、宮本徹衆議院議員たち4人が座り込みの激励に駆けつけてくださいました。第一日目参加者は21名でした。


▲第2日目:演奏中の松平 晃さん


▲座り込む皆さん(右から4人目が小池晃議員)

第二日目:12月15日には、トランペッターの松平晃さんが、座り込みに参加しながら、ニニロッソの「希望のトランペット」、坂本九さんの「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「明日があるさ」「崖の上のポニョ」、「夜空のトランペット」などの演奏で激励してくださいました。午後に、年金者組合の冨田浩康さん(第30回日本高齢者大会中央実行委員長)はじめ、昨日まで連日国会で年金カット法案反対の運動を繰り広げた皆さんが座り込みに参加してくれました。冨田さんは、「物価が上がっても、給料が下がっても、結局年金だけは下がり続けるという年金カット法は、若い世代こそ大変になる。昨日法案は通ったが、これからも諦めず声を上げ続け、安心して暮らせる老後をめざして運動を続けよう」と呼びかけました。暗くなった18時過ぎに、日本共産党のもとむら伸子衆議員議員、たけだ良介参議院議員、小池 晃参議院議員が激励に。小池議員は、「私は、10年以上毎年欠かさずこの座り込み行動に参加して来ました。しかし高齢者への政策は一向に良くなっていません。逆に政府は年金、医療・介護などとんでもない社会保障の切り捨てを今回の国会でも行いました。いったい、いつまで高齢者にこういう座り込みをさせておくのか。リニヤ新幹線やオスプレイに使う予算があるのなら、高齢者や国民の医療・福祉に回したらいいじゃないですか。そのことを国民の合意にしようじゃありませんか」訴えました。二日目参加者:35人でした

第三日目:12月16日の午前中には、全日本建設交運一般労働組合の神田豊和副委員長、全国生活と健康を守る会連合会の安形義弘会長、西野武事務局長たちが激励に来てくれました。プーチン大統領の東京入りで周囲の警戒が厳しくなり混乱を避けるため予定を繰り上げ11時から集結式を行いました。主催者を代表して都老協の城田尚彦会長が「高齢者が座り込みをしなくてもいい社会をめざしてがんばりましょう」と挨拶しました。続いて新日本藤野会中央本部の山元美奈子さんが「高齢者座り込み宣言」を読み上げ、参加者全員の拍手で確認し、正午で座り込みを終了しました。最終日:21人が座り込みに参加、3日間の合計は77人(含む泊まり込み11人)。


▲城田 尚彦会長


「高齢者座り込み宣言」はこちら【PDF 91.4KB】

座り込みノートより抜粋した感想の紹介】
  • 高齢者に暖かい政治を!憲法いかし、希望ある日本に](山添拓:参議院議員)
  • 東京自治労連からホカロン貰ってきました!温かい!(福井典子)
  • 年金カット法、若者を裏切る悪法です。大宣伝してやめさせる(年金者組合東京 金子民夫)
  • 絶対にあってはならない戦時体制。安倍政治をやめさせましょう!(坂戸市 KA)
  • 貧困をなくす政治の突現へ連帯こそ力!!田村智子:参議院議員)
  • 揺り寵から墓場まで安心の社会を!(吉良よし子:参議院議員)

<年末座り込み行動共同デスク:問い合わせ先>

■日本高齢者運動連絡会
担当:森 電話:03-3384-6654
■東京都老後保障推進協会
担当:城田・坂本・福井 電話:03-5155-4587