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第30回日本高齢者大会in東京 第4回中央実行委員会 報告

 第30回日本高齢者大会中央実行委員会(中野区中央)は、12月17日、都内の東京都生協連新会館(中野区中央)会議室において、標記の会合を中央9団体 21都県49人(含む事務局4人)の参加をえて開催しました。当日は、大河原貞人第30回日本高齢者大会中央実行委員会事務局次長(神奈川高連事務局長)が開会を宣言し、議長に田中英男第30回日本高齢者大会東京中央実行委員会事務局次長(茨城高連)を選出しました。議事に先立ち、冨田 浩康第30回日本高齢者大会東京中央実行委員長が「東京大会の成功を確信に運動を進めてきました。年金カット法の成立など安倍内閣の暴走が続いているが、まだ施行までに時間があり、さらに運動を強めていきたい。大会成功への実行委員の尽力に感謝します」と挨拶しました。石川 徹東京実行委員長は「東京大会が掲げた目標をすべて達成できたことを確信しました。これからは、この到達点に立ち、東京の地域連絡会作り、診療現場や介護の現場で高齢者の暮らしと健康をすこしでも良くすることに引き続き奮闘していきましょう」と述べました。続いて、議事に移りました。「東京大会の総括」(中央実行委・東京実行委)の提案、全体討論、討論のまとめ、提案を拍手で採択ししました。


▲冨田 浩康委員長
(中央)


▲石川 徹委員長
(東京)


▲会場の様子

中央実行委員会・東京実行委員会から「第30回大会総括」を提案 ※写真敬称略

 東京実行委員会の菅谷正見事務局長、吉岡 尚志企画委員長たちから、「東京実行委員会総括(10月26日第6回委員会確認)」について報告がありました。

 要点:東京からの参加:5,756名で1万人目標達成に貢献したこと、学習講座・分科会などもかつてない講師陣で規模でも内容でも大きく成功したこと、都知事選に記念講演講師の鳥越俊太郎氏が立候補するというかつてない条件の中で準備活動を工夫し全体会の成功につなげたこと、大会は多くの実行委員会団体の奮闘で支えられたこと、財政的にも黒字で終了したこと、大会後も地域実行委員会を地域連絡会にとして存続させる動きが続いていること」など。

 中央実行委員会の藤谷惠三事務局長が「中央実行委員会総括」ついて報告・提案しました。

 要点:一つ目の「東京大会に期待された意義と任務を果たすことができたか」という点では、(1)戦争法廃止や参議院選挙、東京都知事選などで高齢者・国民の要求実現を目指す運動を推進しながら東京大会に参加したこと、(2)「高齢期運動の特徴とは何か」など根源的な問題についての論議と日常活動の進め方について論議が進んだこと、(3)高齢期運動の地域連絡会作りが進んだことなどで目標を達成できたと総括した。2つ目の1万人目標については、12月16日現在の集約で10,261名の参加を確認。特徴は、東京・関東近県の参加者が多かったこと。3つ目の財政目標では、目標の600万円の剰余は欠けたが269万の剰余が出たこと、他に熊本震災支援募金:630,588円、全国オルグ費用募金:14,521,374円)が集まったことを説明しました。

 次に30回大会の特徴:(1)過去最大の参加者の多数が初参加者であったこと、(2)かつてない多彩なテーマの講座・分科会が持たれ、多くの講師陣が参加したことで、高齢期運動の認知が広がり、高齢期運動が扱うテーマも格段に広がったことの2点を挙げた。最後に、第31回日本高齢者大会in沖縄に引き継ぐべき課題として、(1)高齢期運動の共同を広げること、(2)地域連絡会づくりを本格的に進めること、(3)平和と暮らしを守る運動をさらに強めること、(4)全県からの参加をめざすこと、(5)大会の企画運営に工夫し、参加しやすくすること」を提起した。


▲藤谷(中央)


▲菅家(東京)


▲吉岡(東京・企画)


▲竹内(東京・組織)


▲中山(東京・財政)

全体討論は、福島・香川・新潟・愛媛・徳島・京都・婦人民主クラブなど7名が発言。
  1. ◎福島:基調報告にも今日の総括でも情勢問題に「東京電力福島第一原発事故」について触れられていない。来年度は分科会として復活させてほしい。
  2. ◎香川:学習講座で定数を超えて入れないところがある。工夫してほしい。
  3. ◎新潟:30年連続参加した人がいる。表彰か、せめて紹介して欲しかった。
  4. ◎愛媛:30年間連続参加しているが、歴史に残る大会だった。沖縄大会も参加する。
  5. ◎徳島:30年間の開催地を地図に入れたタペストリーを作って大会に参加した。
  6. ◎京都:若者の参加があり、未来に通じる大会だった。京都でも若者参加をすすめている。京都では、共同を広げた実行委員会でやっている。沖縄でも追求してほしい。
  7. ◎婦人民主クラブ :50人の目標で57人参加。沖縄大会は、高齢者のペースでできる大会として参加者を募っているのでよろしく。
  8. ◎討論のまとめ・藤谷事務局長:(1)福島からの東京電力福島第一原発事故についての記述は、情勢分析上必要であったことを認め、来年の分科会設定については、沖縄大会実行委員会に引き継ぐ。(2)30年連続参加については、大会後実行委員長名で二人を表彰したことを報告し、来年も引き続き参加されることを期待している。(3)30回大会が歴史的な大会として成功したことを確認し、沖縄大会で運動をさらに発展させよう。


▲伊藤(福島)


▲北村(香川) 


▲山田(新潟) 


▲鈴木(愛媛)


▲井上(徳島)


▲北村(京都)


▲石黒(婦人民ク)


▲徳島でつくったタペストリー


▲第1回京都

「第30回大会報告集」と「第30回大会報告DVD」が出来上がりました。

◇「第30回大会報告集」 判型:A4判、表紙カラー、本文モノクロ124ページ

◇「第30回大会報告DVD」 高齢者大会紹介(8分)・大会記録ダイジェスト版(19分)・第1日目の記録(10セクション:60分)・第2日目の記録(9セクション:50分) 総記録時間:137分

※お申込みは下記の「第30回大会報告集」案内の所定用紙でお願いします。

<問い合わせ先>

日本高齢期運動連絡会(略称:日本高連)  電話&FAX番号:03-3384-6654