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「第30回日本高齢者大会in東京」 ご協力へのお礼
1万人が「いのちを輝かす」運動を学び交流しました

 2016年8月28日、29日、巣鴨の大正大学と東京国際フォーラムで開催した「第30回日本高齢者大会in東京」は、延べ1万人を超える全国からの参加者で無事終了する事ができました。

 本大会の開催にご尽力、ご協力いただき心から感謝申し上げます。

 30周年を迎える今大会は、(1)「戦争法廃止」の政府づくり運動と社会保障充実・人権擁護運動の交流と学びの場とすること、(2)高齢者を社会的に孤立させないとりくみの交流と地域の高齢期運動連絡会活動の飛躍をつくる場とすること、(3)第30回記念大会として過去最高規模の10,000人(2日間延べ)で成功させること、の3つを目標に開催しました。

 7月28日の学習講座や分科会では、高齢者のくらしの危機、日本の進路、そして、地域を基礎に高齢期運動をどう発展させるか、などが活発に話し合われました。従来の倍の規模となる24の学習講座と16の分科会、夜の講座には、4,800人が参加し、一流の講師陣を迎え、子育てや教育問題、環境や都市災害の問題など新しいテーマでの学習や交流が行われました。

 7月29日の全体会には、5,200人を上回る参加があり、東京都知事選挙をたたかった鳥越俊太郎さんが記念講演を行いました。鳥越さんは、「衆議院選挙でも野党共闘が必要。高齢者の皆さんに期待しています」と述べました。文化行事では、明星学園の和太鼓、500人の合唱団の歌声などを楽しみました。

 また、若者の分科会が開催され、全体会でも戦争法に反対するママや若者からの発言があり、高齢者だけでなく若者も含めた全世代のための高齢者大会として、所期の目的を達成する事ができました。

 あらためて、お寄せいただいたご厚情に心から感謝を申し上げます。

 第30回日本高齢者大会in東京では、大会参加者の決議として、(1)「高齢者ならでは」の力を発揮し戦争法廃止・憲法を守る運動の先頭に立ち、来年の沖縄大会にむけ沖縄での辺野古、普天間、高江などの基地と全国にある米軍基地撤去の運動にとりくむこと、(2)高齢者の目の前にある困難を一つひとつ解決する運動にとりくむこと、(3)市町村に高齢期運動の地域連絡会をつくり、地方議会への議会請願や議会傍聴を行う「議会オンブズマン」活動を展開すること、の3点を確認しました。

 今後とも、日本高齢者大会とそれを支える日本高齢期運動連絡会の活動にご理解、ご協力をお願いし、大会成功のお礼のご挨拶とします。まことにありがとうございました。

2016年9月1日

第30回日本高齢者大会in東京
中央実行委員会委員長 冨田 浩康
東京実行委員会委員長 石川  徹